輸血療法とは
輸血療法は、輸血によって血液の不足や機能の低下を補うものです。
重篤な貧血や出血、出血傾向などがある場合、輸血は有効な療法となります。
しかし、輸血が適切に実施されなければ、血液製剤の取り違えのような重大な過誤に発展します。さらにこのような過誤は、患者様に深刻な健康被害を与えてしまいます。
このような過誤を防ぐためには、輸血の安全かつ適正な運用が必要なのです。
輸血機能評価の認定とは
そこで、適切な輸血管理が行われているかを評価するため、「輸血機能評価」制度が、日本輸血・細胞治療学会によって運用されています。
この制度は、安全かつ適正な輸血が行われているか、第三者による点検(Inspection)を受け、適切な管理が行われていれば、認証(Accreditation)される仕組みです。
そのため、この輸血機能評価制度は、「I&A(点検と認証)制度」とも呼ばれています。
当院は、安全で適正な輸血医療を実施している施設として、学会からの認定を受けました。
今後も、安全かつ適正な輸血医療の提供に努めてまいります。