放射線課/MRI

放射線課/MRI

magnetic resonance imaging

MRI検査は、磁石のトンネルの中に入り、体に電波(ラジオ波)をあてることで人体内の様々な組織の信号を画像にする検査です。任意の方向で、様々な組織信号を反映した画像が得られます。放射線を用いていないため放射線被ばくをすることはありません。

検査当日の流れと注意事項

1.,検査前

検査当日は、予約時間15分前までに予約検査票を持ち、放射線課受付までお越しください。MRI検査室は、常に非常に強い磁場が発生しています。

以下に該当する物は、撮影室に持ち込むことはできませんので、担当技師の指示に従ってください。

指輪、ネックレスなど金属類、時計、メガネ、携帯電話、キーホルダー、キャッシュカード、入れ歯、使い捨てカイロ、エレキバン、貼り薬、ネイル

化粧品には金属が含まれているものがあり、検査画像に影響があるだけでなく、目の粘膜等を傷つけたりすることがありますので、お化粧を落としていただくことがあります。コンタクトレンズは、材質に金属が使われていることがありますので、検査前に外していただきます。また、金属がついている服や下着で金属のワイヤーが入っているブラジャー、ボディスーツなどは脱いでいただきます。

当院では、安全に検査を行うために撮影部位に関わらず全身検査着(ワンピースタイプ)に着替えて頂きます。
以下に該当する方は検査を受けることができないことがある為、検査時に検査担当技師にお知らせください。

  • 手術等で体から外せない金属や、磁気の影響を受ける材質のもの、材質が不明なものがある方

    (金属発熱による火傷や磁気吸引による怪我及び損傷などの危険性がある為)

    例:心臓ペースメーカー、心臓除細動器、脳動脈クリップ、止血用クリップ、人工関節、神経刺激電極、可変式脳脊髄液シャントバルブ、人工内耳、義眼など
    *MRI対応心臓ペースメーカー,ICD,CRTなどは別途調整があるため検査日などは要相談となります。
  • 妊娠している方あるいは妊娠が疑わしい方
  • 閉所恐怖症の方
  • 入れ墨及びアートメイク(眉、アイラインなど)をしている方

2.,検査中

検査部位によって各専用のコイル(受信器)をつけて横になって頂きます。
検査時には、MRI装置特有の工事現場の様な騒音が発生しますが、ヘッドホンや耳栓などをして検査を行います。
検査時間は、検査する部位により異なりますが15~60分程度と長く、動きに非常に弱いため、体を動かさないことが大事になります。また、検査によっては息止め(10~20秒程度)をして頂きます。患者さんの協力がとても大切な検査です。

3.,造影剤使用

より詳しい検査を行うために、MRI用造影剤を使用する場合があります。事前に造影ルート用の注射をし、検査の途中で静脈から造影剤を入れて検査します。

次に該当する方は、造影剤の使用ができない場合がありますので、事前にお知らせください。

  • 喘息がある方、または以前にかかったことがある方
  • 過去に造影剤を使用して気分が悪くなったことがある方
  • アレルギー体質の方
  • 現在授乳中の方

安心して、検査を受けて頂くことができるよう、不明な点に関しては、担当放射線技師にご遠慮なくお話しください。