認定看護師

認定看護師

Certified nurses

認定看護師資格取得について

 日本看護協会の定める特定看護分野の実務研修内容基準をクリアし、看護部長または病院の推薦を得られた場合、認定看護師取得のための教育機関の受講が認可されます。なお受講は出張扱いとなるほか、学費(入学金や授業料等)の2分の1は病院が負担します。教育課程を終え、日本看護協会の認定審査に合格すると、認定看護師として認定されます。

認定看護師になるまでの道のり

認定看護師の紹介

集中ケア認定看護師

集中ケア認定看護師には、生命の危機にある患者様の病態変化を予測し重篤化を予防するケアの実践や、二次的合併症の予防、さらには早期回復に向けたリハビリテーションの実践などの役割があります。
当院では、病状が重篤化した患者様や大手術後の患者様などに対し、刻々と変化する病態を予測し、残存機能を最大限に活かして早期回復ができるよう、多職種と協働しながら看護を実践しています。また、根拠を基に看護が実践できるスタッフの育成に取り組み、質の高い看護の提供を目指しています。

手術看護認定看護師

手術看護認定看護師として活動を実施し、14年目になります。「手術を受ける患者様とご家族に対し安全な医療を提供し、安心して手術が受けられるように援助する」ことを目標に活動を行っています。またスタッフに対しては、手術看護を好きになってもらえるよう、教育・指導に携わっています。

感染管理認定看護師

感染対策室専従として感染対策業務を行っています。高度な専門治療や看護を継続して提供するには、患者様や全ての職員にとって、安全な環境を作ってゆくことが大切です。
不利益な医療関連感染を防止するため、全ての方のご理解とご協力を得ながら組織横断的な活動を行っています。

皮膚・排泄ケア認定看護師

スキンケアや排泄ケアは日常的に行われるものです。そのため、欠くことのできない基本的な看護領域であると考えています。
この基本的な部分において、専門的な知識と技術をもって看護を提供し、患者さんがよりよい生活を過ごしていけるよう日々努めています。また、褥瘡の管理者として、褥瘡対策チームと協力しながら院内の褥瘡予防・ケアを行っています。

認知症看護認定看護師

 脳の病変により認知機能が後天的に低下し、生活に支障をきたす病気が認知症です。認知症を患うと、少しの環境変化に敏感に反応し、症状が悪化してしまいます。そのため、認知症者の生活背景や生活の有り様を考慮し、個別性のあるケアとサポートの提供に努めています。また、認知症をもつご本人とご家族の視点に立ち、安全で心地よく入院生活を送れるよう、療養環境の整備や医療スタッフへの研修会も行っています。認知症があっても、人としての尊厳を失わずに済むよう、またその人らしい生活が継続できるように、支援することを使命としています。

慢性心不全看護認定看護師

心不全は悪化と回復を繰り返しながら、徐々に心臓の機能や身体能力が低下し、終末期を迎えます。心不全による症状が出ないよう、生活を調整する必要があるものの、生活習慣を変えることは容易ではありません。そのため、病と共に生きる患者・家族に寄り添いながら、その人らしく、生きがいを持って生活できるよう、多職種と連携した支援を行っています。

摂食・嚥下障害看護認定看護師

「食べる」ことは人生における喜びの一つです。疾患や手術などの影響により、うまく飲食ができなくなった状態を摂食嚥下障害といいます。入院生活の中で、再び「食べる」ことができるよう、患者さんと一緒に考え、もう一度食べたいという意思を尊重して支援をしています。
嚥下機能の評価、嚥下訓練による摂食嚥下機能の維持向上、食事介助、口腔ケアなどを専門的知識・技術を用いて実施し、患者さんの「食べる」力を取り戻すサポートをしています。