参加しても大丈夫です。
息が切れやすい方ほど、自己流で頑張るのではなく、医療スタッフが見守る環境で「安全な強さ」から運動を始めることが大切です。
グループでの運動も、周りの方と同じ内容を、無理にこなす必要はありません。
心臓リハビリの際は、スタッフが脈拍や血圧、息切れの状態を適宜確認します。さらに、その日の体調に合わせ、運動の強さや休憩の取り方を個別に調整します。
運動中の強さの目安は、「少し息がはずむ程度」です。
息が上がって会話が続けにくい場合、ペースを落としたり、その場で休憩しても大丈夫です。
ただし、胸の痛みや強い息苦しさ、めまい、動悸、冷や汗、強いだるさや気分不良などが出たときは、我慢せずにすぐスタッフへ伝えてください。こうした症状は、心臓や呼吸の状態が悪化しているサインかもしれません。その場合、運動の中止や医師の診察が必要になることがあります。
心臓リハビリは、体力に自信がない方でも続けられるよう、安全管理と個別調整を前提にしています。そのため、無理のない運動強度に調整することが可能です。
心臓病の患者さんでは、適切に管理された運動療法が、体力や息切れの改善、生活の質の改善、入院の減少などにつながることが、多くの研究で示されています。不安な点があれば、事前に遠慮なく医師やスタッフに相談してください。一緒に無理のない進め方を考えていきましょう。
参考文献
- 日本循環器学会/日本心臓リハビリテーション学会ほか.心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン.2021年.
- 日本循環器学会/日本心不全学会ほか.急性・慢性心不全診療ガイドライン 2021年改訂版.
- Taylor RS, et al. Exercise-based rehabilitation for heart failure. Cochrane Database Syst Rev. 2014;2014(4):CD003331.