臨床研究

倫理審査委員会について

 当院では、所属職員が行う臨床研究が倫理的配慮のもとに行われ、ひいては臨床研究が、患者様の人権及び生命の擁護に寄与するよう、「群馬県立心臓血管センター倫理審査委員会」を設置し、臨床研究内容の審査などを行っています。
 要綱・要領・委員名簿等は厚生労働省「研究倫理審査委員会報告システム」からご確認ください。https://rinri.mhlw.go.jp/

臨床研究に関する情報公開

 人体から取得された試料を用いない研究や、既に取得された試料を用いる研究など、臨床研究の対象となる方からインフォームド・コンセントをいただくことが困難な研究については、インフォームド・コンセントに代えて、臨床研究に関する情報を公開すること(オプトアウト)により、臨床研究を実施します。

 当院では、以下の臨床研究をオプトアウトにより実施しています。
 臨床研究の対象となる方のうち、協力を希望されない方は、下記表に記載の担当者までお知らせください。

※インフォームド・コンセントとは

  1. 研究の対象者又はその代諾者等が、実施又は継続されようとする研究に関して、当該研究の目的及び意義並びに方法、研究対象者に生じる負担、予測される結果(リスク及び利益を含む)等について十分な説明を受け、
  2. それらを理解した上で、自由意思に基づき、研究者等に対し与える研究への同意のことをいいます。

臨床研究一覧

循環器内科

承認No研究名担当者期間詳細
29017カテーテルアブレーション症例全例登録プロジェクト[J-AB]内藤 滋人2017年6月~
2030年3月
(PDF)
2021016経皮的僧帽弁接合不全修復システムを用いた僧帽弁閉鎖不全に対する治療介入の有効性と安全性に関する多施設レジストリー研究山下 英治2021年11月~
2026年10月
(PDF)
2021020カテーテルアブレーション全国症例登録研究[J-AB 2022]中村 紘規2022年1月~
2030年3月
(PDF)
2022010リード抜去症例の実態調査[J-LEXレジストリ]佐々木健人2022年10月~
2032年3月
(PDF)
2023012循環器疾患診療実態調査(JROAD)のデータベースと二次調査に基づく致死性心室性不整脈患者の診断・治療・予後に関する研究中村 紘規2023年6月~
2026年3月
(PDF)
2024009陳旧性心筋梗塞に伴う持続性心室頻拍の不整脈基質、アブレーション成績に関する多施設後ろ向き研究[他機関共同研究]中村 紘規2024年11月~
2029年7月
(PDF)
2024013バルサルバ洞の大きさが経カテーテル大動脈弁置換術後の予後に与える影響の検討毛見 勇太2024年10月~
2027年10月
(PDF)
2024014心房細動のトリガーとRhythmiaシステムのOCKHAM Software Moduleを用いた心房細動中の電気生理学的特徴の関係に関する後ろ向き観察研究中村 紘規2024年4月~
2027年3月
(PDF)
2024026三次元マッピングシステムを用いた局所電位周波数と不整脈基質及び心筋性状の関係性についての検討西内 英2025年3月~
2029年3月
(PDF)
2025003生食コントラスト経胸壁心エコー図検査における風船負荷法の卵円孔開存症の診断:多施設レジストリー研究山下 英治2023年6月~
2027年3月
(PDF)
2025004心房細動に対するパルスフィールドアブレーションを用いた肺静脈隔離術による左房後壁への影響に関する後ろ向き観察研究中村 紘規2025年4月~
2026年3月
(PDF)
2025007経カテーテル大動脈弁置換術後のフローレートの持続的低下が予後に与える影響の検討毛見 勇太2023年10月~
2026年10月
(PDF)
2025021経食道心エコーの左房壁の肥厚と心アミロイドーシスとの関連性についての検討毛見 勇太2025年8月~
2028年12月
(PDF)
2025027下大静脈三尖弁輪峡部に対するパルスフィールドアブレーションの有効性および安全性に関する後ろ向き観察研究中村 紘規2025年10月~
2027年3月
(PDF)
2025030成人先天性心疾患患者におけるがん発症のリスク因子に関する検討山下 英治2025年11月~
2030年3月
(PDF)

整形外科

承認No研究名担当者期間詳細
31025日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究鈴木 秀喜2020年4月~
2030年3月
(PDF)

放射線課

承認No研究名担当者期間詳細
2021023血管撮影領域に関する診断参考レベルによる医療被曝最適化の実態調査神宮 正明2022年2月~
2026年5月
(PDF)
202500999mTc-ピロリン酸シンチグラフィにおけるAutoPlanar(仮想Planar)を用いたH/CL比の有用性と至適再構成条件の検討小椋 太地2025年6月~
2028年3月
(PDF)
2025035当センター胸腹部一般撮影の線量評価~Japan DRLs 2025との比較~増田 歩未2025年12月~
2026年3月
(PDF)

問い合わせ先

倫理審査委員会担当
事務局医事課  
電話 027-269-7455

倫理審査委員会申請様式

心臓血管センターにおける申請様式は下記のとおりです。

  1. 倫理審査委員会申請書(Word)
    倫理審査委員会申請書(PDF)
  2. 変更申請書(Word)
    変更申請書(PDF)
  3. 倫理審査委員会審査依頼書(Word)
  4. 倫理審査委員会審査依頼書(PDF)
  5. 個別同意説明書(Word)
    個別同意説明書(PDF)
  6. 同意書・同意撤回書(Word)
    同意書・同意撤回書(PDF)
  7. 利益相反申告書(Word)
    利益相反申告書(PDF)
  8. 終了報告様式(Word)
    終了報告様式(PDF)

病院情報の公開

DPCデータによる病院指標

  • 当院では、平成23年4月1日から「DPC(包括評価制度)方式」によって入院診療費を計算する方法を導入しています。
  • DPCとは、Diagnosis(診断)Procedure(手技)Combination(組合せ)の略で、従来の出来高払方式とは異なり、1日あたりの定額の点数からなる包括評価(入院基本料、投薬料、注射料等)と出来高評価(手術料、食事代等)を組み合わせて入院費を計算する方法です。
  • 令和6年度時点で、急性期医療を主とした全国1,786の医療機関(群馬県では当院を含め76の医療機関)がDPC病院となっています。
  • 当院では、DPCデータを基に厚生労働省が定めた全国統一の定義と形式に基づいて、指標を公開しています。

公開する病院情報

1.病院指標

  1. 年齢別階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

2.医療の質 指標(令和5年度病院指標から追加)

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

集計対象患者

 下記期間の医科レセプトの患者が対象です。

  • 平成30年度:平成30年4月1日から平成31年3月31日までの退院患者
  • 令和元年度:平成31年4月1日から令和2年3月31日までの退院患者
  • 令和2年度:令和2年4月1日から令和3年3月31日までの退院患者
  • 令和3年度:令和3年4月1日から令和4年3月31日までの退院患者
  • 令和4年度:令和4年4月1日から令和5年3月31日までの退院患者
  • 令和5年度:令和5年4月1日から令和6年3月31日までの退院患者

 ただし、以下の患者は集計対象外です。

  1. 入院した後24時間以内に死亡した患者
  2. 生後1週間以内に死亡した新生児
  3. 臓器移植(平成28年厚生労働省告示第73号に規定)

※患者数が10未満の数値の場合は、「-(ハイフン)」を記入しています。

病院の理念・基本方針

群馬県立心臓血管センターは、「患者本位の医療」の理念のもと、患者様の立場に立ち、安全かつ確実な高度専門医療を提供してまいります。

病院の理念

患者本位の医療

 患者様に温かく接し、患者様の権利と安全を確保した最良の医療を提供します。

基本方針

1.,患者本位の医療

 患者様の権利を尊重し、患者様本位の医療に徹します。

2.,安全確保

 医療安全管理体制を確立し、県民の期待に誠実に応えます。

3.,高度専門医療

 患者様に質の高い高度専門医療を提供します。

4.,情報提供

 十分な医療情報を提供し、医療の透明性を確保します。

5.,医療連携

 病診・病病連携を図りながら地域医療連携を推進します。

6.,病院経営

 医療資源を有効に活用し、健全で効率的な病院運営を目指します。

7.,職員教育

 有能な医師、看護師、技師などの育成およびレベルアップを目指します。

患者の権利章典

 患者様は「患者本位の医療」の理念のもと、人間としての尊厳を有しながら医療を受ける権利を持っています。また、医療は患者様と医療提供者が相互の信頼関係に基づき、協働してつくり上げていくものであり、患者様に主体的に参加していただくことが必要です。
 県民の生命と健康を守ることを使命とする当院は、この考え方に基づき、患者の権利章典を制定します。
 また当院の職員は、この患者の権利章典を守り、患者様の医療への主体的な参加を支援していきます。

1.,一人一人の人格が尊重される権利

 患者様は、治療や検査にあたり、各々の人格や価値観などを持ちながら社会生活を営む個人として尊重されます。当院の職員は、患者様の人格や価値観などを尊重し、互いに協力しながら医療をつくり上げるよう努めます。

2.,良質な医療を公平に受ける権利

 患者様は、社会的な地位、疾病の種類、国籍、宗教などにより差別されることなく、適切な医学水準に基づいた安全かつ効果的な医療を受ける権利を持っています。当院の職員は、この権利を尊重し、患者様に対して常に公平であるとともに、適切で安全な医療の提供や医療の質の向上を目指して知識・技術の研鑽に努めていきます。

3.,十分な説明を受ける権利

 医療に対する説明や情報提供は、医療提供者側からの一方的なものであってはなりません。そのため当院の職員は、コミュニケーションを大切にし、患者様の理解を助け、納得が得られるように努めます。

4.,自分が受ける医療内容を決定する権利

 患者様は、治療方法などを自らの意思で選択・決定する権利があります。また、この権利を保障するには、単に医療情報を提供するだけではなく、適切な知識や経験を持つ医療提供者が、常に患者様の利益を考えながら支援していくことが必要です。当院の職員はこのような姿勢に立って、患者様の意思を尊重していきます。

5.,自分が受けている医療について知る権利

 診療記録の開示を求める権利には、記録の閲覧・複写はもちろん、内容の要約や説明を受ける権利も含まれます。診療記録の閲覧だけでは、患者様がその内容を把握することが難しい場合があります。そこで当院は、独自の制度を作り、診療記録の開示に取り組んでいます。また、診療記録の作成にあたっては、常に適切な記載を行うように努めます。

6.,プライバシー保護の権利

 病院では、患者様の病気に関わる個人情報が取扱われ、特別な環境下で私的生活が営まれます。こうした環境下では、患者様のプライバシーに対し、十分な配慮がされなければなりません。当院では、病院がこのような性格を持つ施設であることを十分認識し、個人情報の秘密保持やプライバシーの保護について、厳正に取り扱っていきます。

PDFデータ

心臓血管センター関連動画

病気の診断・治療・予防について知っていただくため、また、当院の仕事について知っていただくため、様々な動画を作成しています。

慢性便秘について(第59回健康公開講座)

弁膜症の診断と治療(第58回健康公開講座)

【手技映像】執刀医が解説!心疾患の治療法 Part.1「TAVI」

【手技映像】執刀医が解説!心疾患の治療法 Part.2「心房細動に対するカテーテルアブレーション」

狭心症と心筋梗塞について(第57回健康公開講座)

「不整脈」の診断・治療と生活習慣(第56回健康公開講座)

3分でわかる群馬県立心臓血管センター

心臓リハビリの一例

心臓血管センターにおける最新の心疾患治療 その1~3

心臓外科医がかかりたくない病気 その1~3

採用関係の動画

病院薬剤師のオシゴト|群馬県病院局
心臓血管センター看護部PR動画|群馬県病院局

病院概要

診療科目

循環器内科 / 心臓血管外科 / 整形外科 / 消化器外科 /
麻酔科 / 放射線科 / リハビリテーション科

病床数

195床

病室

個室50室、2床室1室、3床室1室、4床室35室

看護単位

一般4単位 HCU1単位 計5単位

当センターの歩み

できごと
1940年6月教員保養所として現在地に開設
1952年3月県立前橋保養所と改称
1962年4月県立前橋療養所から県立前橋病院に改称
1990年6月24時間心疾患救急医療体制開始
1994年4月県立前橋病院から県立循環器病センターに改称
1996年5月ホスピタルパーク開園
2001年6月「群馬県立心臓血管センター」に改称
10月ぐんまリハビリパーク完成記念式典開催
11月行啓(皇太子殿下 ぐんまリハビリパーク御視察)
2003年4月外来・手術室棟増築工事完成
2004年3月総合リハビリ棟建設工事完成
6月電子カルテシステム運用開始
10月地域医療支援病院認定
2012年3月植込型補助人工心臓手術第1例を実施
2013年9月右小開胸手術第1例を実施
7月冷凍凝固カテーテルアブレーション第1例を実施
2015年3月ハイブリッド手術室運用開始
2016年7月病床数195床に変更
12月入院支援センター運用開始
2017年1月ホットバルーンアブレーション第1例を実施
10月リードレスペースメーカー植込術第1例を実施
11月心臓血管外科手術8,000例達成
2018年4月内藤滋人院長就任
6月経カテーテル的心房中隔欠損閉鎖術第1例を実施
9月レーザーバルーン内視鏡下アブレーション第1例を実施
12月経カテーテル的動脈管閉鎖術第1例を実施
2019年4月骨粗しょう症サポート外来開始
成人先天性心疾患学会連携修練施設の認定取得
9月左心耳閉鎖デバイス留置術第1例を実施
10月地域連携・入退院支援センター運用開始
2020年2月ステントグラフト内挿術1,000例達成
6月下肢静脈瘤血管内焼灼術500例達成
2021年2月心臓血管外科手術10,000例達成
9月経皮的僧帽弁接合不全修復術第1例を実施
2022年1月新型コロナウイルス感染症患者の入院治療を開始
3月検体検査業務の完全自主運営を開始
11月経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)500例達成
2023年10月不整脈カテーテル焼灼術20,000例達成
2024年7月パルスフィールドアブレーション第1例を実施
2026年4月河口廉院長就任

その他当院に関する情報

心臓血管センター年報

心臓血管センター年報について

群馬県立心臓血管センターでは、病院の概要や業績について取りまとめた年報を年度ごとに発行しています。

心臓血管センター年報データ

下記リンクからPDFデータをダウンロード可能です。

令和3年度年報(69MB)

令和4年度年報(34MB)

令和5年度年報(12MB)

その他の閲覧場所

なお、年報は群馬県庁2階の県民センターでも閲覧することが可能です。
県民センターの詳細については下記リンクをご参照ください。

県民センターのご案内 – 群馬県ホームページ

カルテ開示について

カルテ開示の手続

群馬県立心臓血管センターでは、病院と患者様が相互に信頼関係を築き、共同して疾病を克服することを目的に、平成11年6月1日からカルテ開示を実施し、医療情報の開示に積極的に取り組んでいます。

カルテの開示を希望される方は、「診療情報開示請求書」を記入の上、提出してください。

注1)請求の際は、本人であることを証明する書類(個人番号カード、運転免許証、旅券等)を提示又は提出してください。

注2)代理人による請求の場合は、代理人の方の本人確認書類(個人番号カード、運転免許証、旅券等)に加えて、代理人資格の証明書類(法定代理人にあっては戸籍謄本等、本人の委任による代理人にあっては本人の実印を押印した委任状(押印した実印に係る印鑑登録証明等が添付されたもの))を提示又は提出してください。

ご遺族による請求の場合

ご遺族による請求の場合、こちらの様式を提出してください。

注1)請求の際は、本人であることを証明する書類(個人番号カード、運転免許証、旅券等)に加えて、遺族であることを証明する書類(戸籍謄本)を提示又は提出してください。

診療情報の開示に関する指針

カルテ開示の方針や手続の詳細については、以下「診療情報の開示に関する指針」をご覧ください。

1.目的

本指針は、群馬県個人情報保護条例及び群馬県病院局診療情報管理に関する規程に基づき、群馬県立心臓血管センターにおける診療情報の開示に関し必要な事項を定めるものである。

インフォームドコンセントの理念や個人情報保護の考え方を踏まえ、患者が自己の診療情報を医療機関と共有し、疾病の診断や治療の内容を理解した上で診療について自己決定を行うことが重要であることを認識し、診療情報を積極的に患者に提供することにより、病院と患者が相互に信頼関係を築き、共同して疾病を克服することを目的とする。

2.開示に関する原則

診療情報の開示請求がなされた場合、原則として開示する。
ただし、次の場合は、診療情報の全部または一部の開示を行わないことができる。

  1. 患者本人または第三者の著しい不利益となる恐れがあるとき
  2. 患者本人の心身の状況を著しく損なう恐れがあるとき

3.開示する診療情報

診療録(カルテ)、看護記録、検査記録、手術・麻酔記録、処方箋、診断用画像など患者の診療を目的として職員(業務委託先の職員を含む)が作成した記録(以下、「診療記録」という)とする。
ただし、他の医療機関の医師からの紹介状など、第三者が作成した文書及び第三者から得た情報は除く。

4.開示の対象

原則として次に定める者とする。

  1. 患者本人
  2. 患者が未成年者若しくは成年被後見人である場合は法定代理人
    ただし、本人が15歳以上の未成年者の場合は本人の同意を得るものとするほか、疾病の内容によっては本人のみの請求を認める。

5.開示の方法

主治医立ち会いの下、診療記録の閲覧または写し(電磁的記録を出力したものを含む)によって行う。また、必要により説明文書の交付を行う。

6.遺族及び特別な事情における診療情報の開示

診療情報の開示は、原則として患者本人に対して行うものであるが、患者本人が死亡し遺族からの請求があった場合、及び特別な事情がある場合、院長は診療情報管理委員会に諮り、診療情報の開示対象者、開示の範囲及び内容、開示方法等を審議した上で、診療情報の開示を行うことができる。
なお、遺族の範囲は、患者の配偶者、子及び父母とする。

7.費用負担

診療記録の複写等に要する経費については、実費を徴収する。

8.その他

開示に関する手続きの詳細については、別途定める。

附則

  1. この指針は、平成18年3月1日から施行する。

DPC導入について

DPC(包括評価制度)の導入について

当院では、DPC(包括評価制度)方式によって入院診療費を計算しています。

DPC(包括評価制度)の概要

 DPCとは、Diagnosis(診断)、Procedure(手技)、Combination(組み合わせ)の略です。DPC方式では、従来の出来高方式と異なり、1日あたりの定額点数からなる包括評価(入院基本料、投薬料、注射料等)と出来高評価(手術料、食事代等)を組み合わせて入院費を計算します。
 またDPCは、単に診療費を算定するだけでなく、医療の質の向上や標準化・透明化を図るためにも利用できます。令和6年度時点で、全国約1,780の医療機関がDPC病院になっています。
 1日あたりの定額点数は、入院患者様の病名や症状をもとに、手術や合併症の有無・処置の状況などに応じ、厚生労働省が定めた「診断群分類」ごとに決められています。

DPCについてのQ&A

Q.,医療費の計算方法はどのように変わるのですか?

 当院の従来の計算方法は、診療行為(投薬、処置、検査等)を1つ1つ加算した「出来高方式」でした。
「DPC」では、診療群分類ごとに定められた「1日あたりの定額点数」を基本に計算を行う「包括払方式」となります。
 なお、手術やカテーテル検査、内視鏡などの専門的な技術料・リハビリ等については、これまでどおり「出来高払方式」で医療費が計算されます。そのため、入院に係る医療費は、包括支払部分と出来高支払部分の合算になる場合があります。

Q.,全ての患者がこの制度の対象になるのですか? 外来患者は対象になるのですか?

 当院に入院されている患者さまはすべて「DPC」の対象となります。ただし、病名が診断群分類(4,726分類)に該当しない方、労務災害や交通事故(自賠責保険適用)等の自由診療で入院された方は、従来どおり出来高払方式となります。
 また、外来の患者さまについても、従来どおり出来高払方式となります。
 なお、「DPC」の対象となる病気は、出来高での算定ができません。

Q.,DPCでは医療費は高くなりますか? 安くなりますか?

 患者さまの病気の種類(病名)と診療内容によって、1日あたりの医療費が決まるため、従来と比べて高くなることもあれば、安くなることもあります。
 また、病院ごとに厚生労働省によって係数が定められており、同一の診断名や治療でも、病院によって医療費が若干異なる仕組みになっています。

Q.,医療費の支払方法はどう変わりますか?

 従来どおりです。退院時の支払(月をまたぐ入院の場合は月ごとの支払)であることに変わりはありません。ただし、入院後の症状の経過や治療内容等によっては、診断群分類が入院途中で変更となる場合があります。この場合、請求額の一部が変更となるため、退院時などの際、前月までの支払額との差額調整をさせていただきます。

Q.,高額療養費の扱いはどうなりますか?

 従来どおりです。毎月の医療費が自己負担限度額を超えた場合、超えた額について高額療養費制度が適用されます。なお、食事代や室料などは従来どおり高額療養費制度の対象外になります。

 ご不明な点は、1階入院受付へお尋ねください。

施設基準・届出医療機関

届出医療機関(2024年6月1日)

保険医療機関
救急病院認定告示
生活保護法指定病院
被爆者一般疾病指定病院医療機関
身体障害者福祉法医師指定医療機関
労災保険指定病院
結核指定医療機関
更生医療指定病院
地域医療支援病院
紹介受診重点医療機関

施設基準(2024年12月1日)

区分届出事項
基本診療料○一般病棟入院基本料(急性期一般入院料1)
○救急医療管理加算
○診療録管理体制加算3
○医師事務作業補助体制加算1(30対1)
○急性期看護補助体制加算(25対1 看護補助者5割未満)
○看護補助体制充実加算2(急性期看護補助体制加算)
○療養環境加算
○重症者等療養環境特別加算
○栄養サポートチーム加算
○医療安全対策加算1(医療安全対策地域連携加算1を含む)
○感染対策向上加算1
○患者サポート体制充実加算
○褥瘡ハイリスク患者ケア加算
○後発医薬品使用体制加算1
○病棟薬剤業務実施加算1
○データ提出加算2(ロ 200床未満の病院の場合)
○入退院支援加算2(入院時支援加算・総合機能評価加算を含む)
○認知症ケア加算2
○せん妄ハイリスク患者ケア加算
○ハイケアユニット入院医療管理料1
○早期離床・リハビリテーション加算(ハイケアユニット入院医療管理料)
特掲診療料○心臓ペースメーカー指導管理料の注5に規定する遠隔モニタリング加算
○がん性疼痛緩和指導管理料
○二次性骨折予防継続管理料1
○二次性骨折予防継続管理料3
○夜間休日救急搬送医学管理料の注3に掲げる救急搬送看護体制加算
○開放型病院共同指導料
○薬剤管理指導料
○医療機器安全管理料1
○在宅植込型補助人工心臓(非拍動流型)指導管理料
○持続血糖測定器加算(間歇注入シリンジポンプと連動する持続血糖測定器を用いる場合)及び皮下連続式グルコース測定
○遺伝学的検査
○検体検査管理加算(Ⅱ)
○心臓カテーテル法による諸検査の血管内視鏡検査加算
○時間内歩行試験及びシャトルウォーキングテスト
○ヘッドアップティルト試験
○画像診断管理加算1
○画像診断管理加算2
○ポジトロン断層撮影
○CT撮影及びMRI撮影
○冠動脈CT撮影加算
○心臓MRI撮影加算
○無菌製剤処理料
○心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)
○脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅲ)
○運動器リハビリテーション料(Ⅱ)
○呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
○医科点数表第2章第9部処置の通則の5に掲げる処置の休日加算1
○医科点数表第2章第9部処置の通則の5に掲げる処置の時間外加算1
○医科点数表第2章第9部処置の通則の5に掲げる処置の深夜加算1
○経皮的冠動脈形成術(特殊カテーテルによるもの)
○胸腔鏡下弁形成術
○胸腔鏡下弁置換術
○経カテーテル弁置換術(経心尖大動脈弁置換術及び経皮的大動脈弁置換術)
○経皮的僧帽弁クリップ術
○不整脈手術 左心耳閉鎖術(胸腔鏡下によるもの)
○不整脈手術 左心耳閉鎖術(経カテーテル的手術によるもの)
○経皮的中隔心筋焼灼術
○ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術
○ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術(リードレスペースメーカー)
○両心室ペースメーカー移植術(経静脈電極の場合)及び両心室ペースメーカー交換術(経静脈電極の場合)
○植込型除細動器移植術(経静脈リードを用いるもの又は皮下植込型リードを用いるもの)、植込型除細動器交換術(その他のもの)及び経静脈電極抜去術
○両室ペーシング機能付き植込型除細動器移植術(経静脈電極の場合)及び両室ペーシング機能付き植込型除細動器交換術(経静脈電極の場合)
○大動脈バルーンパンピング法(IABP法)
○経皮的循環補助法(ポンプカテーテルを用いたもの)
○補助人工心臓
○植込型補助人工心臓(非拍動流型)
○経皮的下肢動脈形成術
○医科点数表第2章第10部手術の通則の12に掲げる手術の休日加算1
○医科点数表第2章第10部手術の通則の12に掲げる手術の時間外加算1
○医科点数表第2章第10部手術の通則の12に掲げる手術の深夜加算1
○胃瘻造設術(医科点数表第2章第10部手術の通則の16に掲げる手術)
○輸血管理料(Ⅱ)
○胃瘻造設時嚥下機能評価加算
○麻酔管理料(Ⅰ)
その他○看護職員処遇改善評価料
○外来・在宅ベースアップ評価料1
○入院ベースアップ評価料
○酸素の購入価格(定置式液化酸素貯槽:0.04円 小型ボンベ:1.06円)
○入院時食事療養(Ⅰ)・入院時生活療養(Ⅰ)

◆入院時食事療養費(Ⅰ)
当センターは、入院時食事療養(Ⅰ)の届出を行っており、管理栄養士によって管理された食事を適時(夕食については午後6時以降)、適温で提供しています。

◆明細書の発行状況に関する事項
当センターでは、医療の透明化や患者様への情報提供を積極的に推進していく観点から、領収書発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しています。

また、公費負担医療の受給者で医療費の自己負担のない方についても、明細書を無料で発行しております。

なお、明細書には、使用した薬剤の名称や行われた検査の名称が記載されるものですので、その点、ご理解いただき、ご家族の方が代理で会計を行う場合のその代理の方への発行も含めて、明細書の発行を希望されない方は、会計窓口にてその旨お申し出ください。

◆看護配置に関する事項
当院は、一般病棟入院基本料(急性期一般入院料1)の施設基準を届出しています。

病棟名
(病床数)
3階南病棟
(28床)
4階南病棟
(43床)
4階東病棟
(43床)
5階南病棟
(45床)
届出入院料急性期一般入院料1急性期一般入院料1急性期一般入院料1急性期一般入院料1
看護配置
(1日平均)
16人16人16人14人

また、看護職員1人当たりの受け持ち患者数は以下のとおりです。(令和6年5月実績)
※なお、受け持ち数は、重症度や休日などの要因で変わることがあります。

病棟名
(病床数)
3階南病棟
(28床)
4階南病棟
(43床)
4階東病棟
(43床)
5階南病棟
(45床)
(日 勤)
8:30~17:15
3人以内4人以内4人以内3人以内
(準夜勤)
16:30~1:15
8人以内11人以内10人以内9人以内
(深夜勤)
0:30~9:15
8人以内11人以内10人以内9人以内

施設基準に関する掲示事項

◆病棟薬剤業務実施加算
当院は、病棟薬剤業務実施加算Ⅰの届け出を行っており、薬剤師が病棟において病院勤務医等の負担軽減及び薬物療法の有効性・安全性の向上に資する病棟薬剤業務を実施しております。

◆栄養サポートチーム加算
当院では、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、作業療法士、理学療法士、臨床検査技師、事務職員などの他職種によって構成される栄養管理を担うチーム(NST)が栄養状態の改善等のために主治医と連携して栄養管理をサポートします。

◆患者サポート体制充実加算
当院では、「患者相談窓口」を地域連携・入退院支援センター(5階)に設置し、患者様・ご家族の皆様からのご相談やご意見をお伺いしています。
ご心配なこと、お気づきのことなどございましたら、お気軽に窓口にご相談ください。

対応時間は、平日 8:30~17:15です。

・ 皆様に安心して治療を受けて頂けるように、さまざまな相談をお伺いし、お手伝いさせていただきます。
・ 頂きましたご意見は、病院のサービス向上に役立てていきます。
・ 相談や苦情等における個人情報の秘密は厳守し、相談された方に不利益が生じないよう配慮いたします。

◆医療情報取得加算
当院は、マイナンバーカードによる保険証(マイナ保険証)の利用等を通じて診療情報を取得・活用することにより、質の高い医療の提供に努めている医療機関です。2024年6月1日の診療報酬改定により厚生労働大臣が定めた診療報酬のルールに従い、下表のとおり診療報酬点数を算定いたします。(※窓口負担は健康保険証の負担割合による)

区分点数(1点10円)
初診(月に1回)1点
再診(3月に1回)1点

◆医療DX推進体制整備加算
当院は、医療DXを通じた質の高い診療提供を目指しております。

・オンライン資格確認システム等から取得した診療情報を活用して診療を実施できる体制を有しています。
・マイナ保険証の利用を促進し、医療DXを通じて質の高い医療を提供できるよう取り組んでいます。
・電子カルテ情報共有サービスや電子処方箋の導入を検討しています。

◆一般名処方加算
当院の処方箋は、「一般名処方」(一般的な名称により処方箋を発行すること)を採用しています。
一般名処方とは、一般名(有効成分の名称)で記載して処方することを「一般名処方」といいます。厚生労働省が示している記載方法に準じて【般】+「一般名」+「剤形」+「含量」で記載されます。
一般名処方で記載することにより、有効成分が同じ医薬品が複数ある場合に、先発医薬品でも後発医薬品(ジェネリック医薬品)でも、調剤薬局の薬剤師と相談して選ぶことができます。
また、後発医薬品(ジェネリック医薬品)は、先発医薬品よりも低価格であるため、患者さんの負担軽減や、国の医療費節減につながります。
ご不明な点などがありましたら当院職員までご相談ください。

◆後発医薬品使用体制加算
当院では、後発医薬品の使用促進を図るとともに、医薬品の安定供給に向けた取り組みなどを実施しています。

・ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、これまで使われてきた薬(先発医薬品)の特許が切れた後に同等の品質で製造販売される低価格のお薬です。
新しい医薬品は開発に長い時間と多くの費用がかかりますが、ジェネリック医薬品は開発期間が短く済むので、その分低価格となります。
・ジェネリック医薬品は、これまで効き目や安全性が実証されてきたお薬と同等と確認された上で、製造、販売が認可されています。
※すべての薬にジェネリック医薬品があるわけではありません。

・現在、一部の医薬品の供給が不安定な状況が続いています。当院では、医薬品の供給不足等が発生した場合に、同効薬の検討・治療計画を見直し等、適切に治療が継続できる体制をとっております。
・状況によっては、薬剤が変更となる可能性がございます。
・薬剤の変更にあたり、ご不明な点やご心配なことがありましたら、医師・薬剤師にご相談ください。

◆生活習慣病管理料
1.生活習慣病管理料について
厚生労働省による診療報酬改定により、高血圧症、糖尿病、脂質異常症の治療で通院中の患者様は、『特定疾患療養管理料』から『生活習慣病管理料』に算定が切り替わる場合があります。

患者様には、血圧・体重等について個別の目標設定、食事や運動についての指導、検査結果等を記載した『療養計画書』を同意のもと作成することで、より効果のある疾患管理を行います。
診察時に『療養計画書』への患者さまの署名をいただく必要がございますので、ご理解・ご協力の程宜しくお願い致します。

2.長期処方・リフィル処方箋について
当院では、患者様の状態に応じ、医師の判断のもと、28日以上の長期の処方を行うこと、リフィル処方箋の発行を行う場合がございます。

一部負担金がこれまでと変更になる場合がございますので、ご了承ください。

認定施設

日本循環器学会・日本核医学会・日本胸部外科学会・日本心臓血管外科学会・日本血管外科学会・日本外科学会・日本麻酔科学会・日本糖尿病学会・日本医学放射線学会・日本内科学会・日本心血管インターベンション治療学会・日本不整脈心電学会・日本病理学会・日本消化管学会・日本心臓リハビリテーション学会・日本心臓血管麻酔学会・日本成人先天性心疾患学会・日本静経腸栄養学会・日本輸血・細胞治療学会・経カテーテル的大動脈弁置換術関連学会協議会・補助人工心臓治療関連学会協議会・日本ステントグラフト実施基準管理委員会(関連10学会構成)・日本Pediatric Interventional Cardiology学会・日本心血管インターベンション治療学会合同教育委員会・浅大腿動脈ステントグラフト実施基準管理委員会・血管内レーザー焼灼術実施・管理委員会・日本超音波医学会

院長あいさつ

ごあいさつ

 このたび、群馬県立心臓血管センターの院長を拝命いたしました 河口 廉 です。歴史ある当センターの舵取りを担うことに、身の引き締まる思いとともに、地域の皆さまの健康を守る使命への強い責任を感じております。

 当センターは昭和15年に県立教員保養所として開設されました。以後、県立前橋病院、県立循環器病センター、県立心臓血管センターと改称し、現在に至っています。

 心臓血管疾患の治療においては、心臓カテーテル室4室、心臓血管外科手術室2室、ハイブリッド手術室1室、総合リハビリ棟などの充実した設備を備え、虚血性心疾患、不整脈、大動脈疾患、構造的心疾患、心不全、心臓リハビリテーションなど、循環器領域全般にわたる最先端の高度専門医療を提供しています。
 また、消化器外科、整形外科を併設しており、特に循環器疾患を合併する消化器疾患や整形外科疾患の患者さんに対しても、最良の医療提供を目指しています。 心臓血管疾患を取り巻く環境は、超高齢社会の進展とともに大きく変化しています。急性期医療の迅速化、慢性心不全の包括的ケア、生活習慣病予防、在宅医療との連携など、求められる役割はますます多様化しています。さらに、医療費抑制の流れや医療人材の確保など、病院経営における課題も年々複雑化しています。

 こうした状況下においても、当センターが高度専門医療を安定的に提供し、県民の皆さまにとって「最も信頼される循環器医療の拠点」であり続けられるよう、診療体制の強化、医療の質の向上、そして健全で持続可能な病院運営に努めてまいります。

 当センターの理念である“患者本位の医療”を基盤に、“地域医療機関との強固な連携”、“医療安全と医療の質の向上”、“次世代を担う医療人材の育成”、これらを柱として、誰もが安心して心臓・血管疾患の治療を受けられるセンターを目指してまいります。

 群馬県の循環器医療を支える中核施設として、地域の皆さまの健康と生命を守るため、職員一同、誠心誠意努力してまいります。今後とも、変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和8年4月
群馬県立心臓血管センター
院長 河口 廉