脈拍を測る方法をおしえてください。

脈拍は、手首の親指側にある橈骨(とうこつ)動脈で測るのが一般的です。
橈骨動脈は、手首の親指側に近い部分を通る動脈です。

まずは安静な状態に

まず、椅子に座って1〜2分ほど安静にします。測る側の腕は机の上などに楽に置き、肩や腕の力を抜いてください。

脈に触るには

次に、反対の手の人差し指と中指(必要に応じて薬指も加えた2〜3本)を、手首の親指側の「骨」と「筋」の間に当てます。親指は自分の脈が触れて紛らわしいことがあるので使いません。指を当てたら、押す強さを少しずつ変えながら、ドクドクと拍動をはっきり感じる場所を探します。

脈を測るには

脈に触れたら、時計の秒針やタイマーを見ながら1分間数えます。
脈拍が規則的なときは、15秒数えて脈拍数を4倍、または、30秒数えて脈拍数を2倍し、1分あたりの脈拍数を計算しても構いません。一方、脈拍が不規則に感じるとき(飛ぶ、速くなったり遅くなったりする、リズムがそろわない)や動悸などの症状があるときは、1分間そのまま数えるとより正確です。

測った脈拍数は、血圧と一緒に日付と時間を添えて記録しておくと、体調の変化に気づきやすくなります。安静時の脈拍は、成人で1分あたり60〜100回が目安です。ただし運動習慣がある方では、これより低くても正常な場合があります。

安静にしているにもかかわらず、

  1. 脈が極端に速い・遅い場合
  2. 脈が非常に不規則な場合
  3. 強い動悸、息苦しさ、胸の痛み、めまい、失神しそうな感じがある場合

には、早めに医療機関へ相談してください。

参考

日本高血圧学会『高血圧治療ガイドライン2019』ライフサイエンス出版