肥満について教えてください。

肥満とは、「体脂肪が過剰に蓄積した状態」です。高血圧・脂質異常症・2型糖尿病、睡眠時無呼吸、脂肪肝などを起こしやすく、将来の心血管イベントのリスクも高まります。
また健康障害を伴い、治療(減量)が必要な場合は、「肥満症」という病気として扱います。

当院の肥満外来は、肥満症に伴う健康被害の発症・進行を防ぎ、生活習慣病や心血管疾患のリスクを下げることを目的としています。治療の基本は、生活習慣改善です。食事・運動・睡眠などを無理なく続けられる形に整え、また管理栄養士による栄養指導(2か月に1回)も行います。一定期間取り組んでも改善が不十分な場合は、条件を満たす方に限り、医師の判断で週1回の注射薬(GLP-1受容体作動薬/GIP・GLP-1受容体作動薬)を検討します。

なお、薬剤治療の適応には条件がありますが、運動療法を含む多職種での支援プログラムは幅広く参加可能です。保険適用の心臓リハビリテーションに加え、保険適用外の一次予防プログラム(ヘルスアップ)も用意しており、多くの方に継続しやすい形で支援します。