循環器内科第二部(不整脈部門)では、不整脈に対する高度最先端医療を中心に行っています。
不整脈の治療には、大きく分けて「薬物治療」と「非薬物治療」の2つの治療法があります。薬物治療では十分なQOL(生活の質)や症状の改善が得られない場合や、非薬物療法で比較的高い成功率が期待できる場合には、「非薬物療法」の実施を積極的に検討しています。
不整脈の非薬物治療には、次のような治療法があります。
カテーテルアブレーション
頻脈性不整脈や期外収縮に対しては、カテーテルアブレーションによる治療を行います。
当院では1993年からカテーテルアブレーションを開始し、2025年3月までに累計約22,000例、1年の間に1,000例を超える治療を行っています。
カテーテルアブレーションの普及には、治療機器の進歩が大きく貢献しています。当院では、本邦で臨床使用可能な全種類の治療機器(CARTO、EnSite、Rhythmia、パルスフィールドアブレーションシステムなど)を導入しており、頻脈性不整脈や期外収縮に対して、幅広い治療が可能です。

カテーテルアブレーション症例数
心臓デバイス手術
徐脈性不整脈に対しては、ペースメーカー植込術による治療を行います。
年間約200例のペースメーカー植込術を行っています。
また、適応症例に対しては、リードレスペースメーカーの植込みも実施しています。
致死的な不整脈(心室頻拍、心室細動)に対しては、植込み型除細動器(ICD)による治療を行います。年間約50例のICD植込み術を実施しており、器質的心疾患に合併する心室頻拍や、遺伝的不整脈といった症例に対応しています。
低心機能や心室内伝導障害に対しては、心臓再同期療法(CRT)による治療を実施します。当院は、全国でも早期に心臓再同期療法を導入した施設で、年間約30例の手術を実施しています。
デバイス植込み後の感染症やデバイス交換症例に対しては、心臓血管外科と連携し、経皮的リード抜去術を年間10~20例程度、実施しています。
出血リスクの高い症例に対しては、経皮的左心耳閉鎖療法(WATCHMAN)を2019年以降、取り入れています。



