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成人先天性心疾患外来について
【2016年06月13日】

  先天性心疾患患者は出産数の約1%であり、群馬県では毎年約150人(平成25年 群馬県出生数14732人)の先天性心疾患患者が出生していることになります。近年の医療レベル向上に伴い、特に複雑心奇形の生存率が著しく向上し、これらの患者さんが成人に達し社会生活を営むケースが増えてきました。このように成人に達した成人先天性心疾患患者が増加し、現在18歳未満の先天性心疾患患者総数を凌駕しています。これらの患者さんの受け皿として群馬県立心臓血管センターと群馬県立小児医療センターが連携して平成24年4月より群馬県初の成人先天性心疾患外来を立ち上げました。

  現在、地域の診療所や病院でフォローされている患者さんの中で特に、カテーテル治療の適応となるが未治療の患者さん(心房中隔欠損・動脈管開存症など)、小児期に手術を受けた後再手術が必要となる患者さん(ファロー四徴症など)、成人期に手術が必要と可能性がある患者さん(修正大血管転位・エブスタイン奇形・先天性弁膜症など)、その他小児科で先天性心疾患をフォローされていて成人の循環器内科に移行した患者さんなどの受け入れを行っています。

  これらの患者さんに対して定期的な検査や薬剤による治療を行う他、再手術などの治療や、心疾患以外の手術などが必要な場合の心臓の状態の管理を行います。再手術症例や複雑な症例では、当院スタッフの他、群馬県立小児医療センター心臓血管外科・循環器科およびコメディカルスタッフを交えた合同カンファランスを行い手術・治療方針を決定、実施しています。また当施設で対応困難の場合は適切な専門医療機関への紹介も行います。

 第二・第四金曜日の午後に外来診療(当院循環器内科 山下英治医師・県立小児医療センター 循環器科 池田健太郎医師)を行っております。予約制ですので受診希望の方はあらかじめ病院に電話でお問い合わせください。

 

当院成人先天性心疾患外来受診者数(2015年12月現在)

 

2012年

2013年

2014年

2015年

外来患者延べ人数

27

75

113

125

 

当院成人先天性心疾患患者疾患一覧 (2015年12月現在)

心室中隔欠損症・心房中隔欠損症・動脈管開存症・房室中隔欠損症・ファロー四徴症・修正大血管転位症・肺動脈弁狭窄症

大血管転位症術後・ロス手術後・総動脈幹症術後・単心室(フォンタン手術後・グレン手術後・BTシャント術後)・両大血管右室起始症・純型肺動脈閉鎖術後・エブスタイン病・先天性弁膜症(大動脈弁二尖弁他)

 

成人先天性心疾患外来スタッフ

写真

 

県立心臓血管センター・小児医療センター合同術前症例検討会の様子

カンファ